てれてれ日記

かなり時代遅れですが諸事情により独自ドメインで文章を書く練習を始めました。スマート家電使いこなし、子育て、日々のライフハック?的な内容です。

自分の成長過程と父と、今の自分

父に贈る言葉というか、自分自身を振り返ってみる。

 

子供のころはお父さん大好きで、いつも背中に上ったり、膝に乗ったりしていた。

休日にはいつもどこかに連れて行ってくれたり、たまに本を読んでもらったりした。

(カセットテープに父の朗読が残っていたのはなんだったんだろう・・)

中学生になってもお父さんに反抗することはなく、英語を教えてもらったりしていた。

 

転機は高校くらい。

そのころ職場をかわった父は酒量が増え、人間関係があまりうまくいかないようだった。当時50歳手前くらいか。

毎晩食卓でウイスキーの瓶を半分近く空け、そのまま居眠りしてものすごい音量の歯ぎしりをかせたり、トイレを汚したりし、それについて母親のストレスが増えた。「いつか外で不祥事をやらかして首にならないか」とも心配していた。私は毎日グチを聞かされた。

好きで尊敬していた父がお酒を減らす日も作れず醜態をさらし、許せないと思った。母のグチには「いややったら離婚しらええやん。私新聞配達でもして大学いくわ」と世間知らずにも言っていた。

 

大学にゆき一人暮らしをし、少し距離をおいて見るようになったが、たまに帰省して「お酒を減らしたら」と父親に言うと「ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ言うな!」と怒鳴られた。いつも優しい父なのに、ことお酒に関してだけはそんな風で、耐えられなかった。

母親に「反吐が出る」といって、しばらく父親と口をきかなかった。

就職しても実家住まいではなかったので、たまに帰省するだけになった。父にはもうあまりお酒のことは言わなくなったが、冷たくもなってそのままだった。

 

父は結局65歳すぎで肝硬変になり、突然倒れて一晩で亡くなった。

「お母さんに迷惑をかけなくてよかった。寝たきりとかにならず良かった」

と思った。

 

今、酒量が増えた50手前の父のことを思い出すと

・職場を再度変わるなど、他に選択肢はなかったのか

・仕事からまっすぐ帰宅し酒を飲んでいたが、趣味の時間など平日に作ればよかったのか

・今の時代みたいにネットで外の世界の情報を入手できなかった当時の狭い世界で何が出来たんだろう

と思う。

 

私の成長過程は大好きな父を尊敬できなくなるプロセスだった。そして関係をうまく修復できないままだった。

亡くなってしまうと好きだった頃の感情しか残らないが、今の成長した自分なら何がしてあげられたんだろう。

 

今週のお題「おとうさん」